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京都市北区にあるノイ・ヴェルメ河村整骨治療所のブログです。25年以上の治療経験で「本当の健康」をめざして皆様のお役に立ちたいと思っています。
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生後40日の患者さん

吸引分娩で出産した赤ちゃんの症例です。
母乳を飲ませるとき、乳首を吸おうとすると泣いてすぐに離してしまうとの事。
乳首を吸うことがつらいのでしょう。
ベッドに寝かしてもすぐに泣いてしまい、抱いていないと眠ってくれないそうです。
顔には黄疸が出ています。このままでは衰弱していくばかりです。
小児科では原因がはっきりせず、「様子を見てください」との事です。
 
赤ちゃんを検査すると、後頭部と首の骨の間が狭く、少しうっ血しています。
これは、吸引分娩による分娩障害と思われます。
吸引したことにより、後頭部と首の上部の骨に過度のストレスが加わり起こったようです。
赤ちゃんは、泣いてつらさを訴えていたのでしょう。
 
15分ほどの治療の後、赤ちゃんはスヤスヤと寝てしまいました。
よっぽど疲れていたのか、その後5時間ほど寝てしまいました。
目を覚ました赤ちゃんは母乳を飲むことができ、2日後には顔の黄疸も消えたとのことです。
 
出産は赤ちゃんにもかなりのストレスが加わります。
吸引分娩に限らず普通分娩でも出産時に強く牽引すると、後頭部と首の上部に異常が起こることがあります。
また、難産だと産道で長時間圧縮を受けるので、生まれてからも十分な呼吸運動ができず、身体のどこかにストレスが残り、関節や筋肉などの発育不全を引き起こすこともあります。
 
当治療所では、就学前の児童や小学生に見られる過運動的行動、異常な恐怖、適度な期間集中する能力の欠如などの行動と学習における障害も、後頭部と首の上部の異常や呼吸制限を治療することにより改善された症例もあります。
 
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今日はエイプリルフールですが・・・

今日は「エイプリルフール」ですが、身体はいつも正直!

慢性の頭痛を訴える20代の女性(事務職)の方が治療に来られました。
5年ほど前から、頭痛薬が手放せないそうです。
整体やマッサージでは肩凝りが原因といわれたそうです。
調べてみると、骨盤のあたりに相当強い衝撃を受けたサインがあります。
かなり時間が経過しているようです。
本人に聞いてみても思い当たる節が無いとのこと・・・。
長く座っていると腰は少しだるいが、普通だと思っているそうです。
治療が終わって身体の説明をしようとしたとき、突然「あ~!!」。
10年ほど前に、雪道で滑ってお尻をしたたか強打したのを思い出されました。
学生時代はスポーツをされていて身体を動かしていた為、症状は出なかったのですが、
事務職で座っている時間が長くなり、過去の骨盤に受けた歪みが身体のバランスを狂わせ、頭痛を引き起こしたようです。
治療後、頭痛はなくなりました。事務職を続けておられますので、月に1回メンテナンスにお越しいただいています。
 
ところで、今朝の妻から私への一言。
「よく見るとブラピに似てるわぁ~!!」・・・4月1日でした・・・
「木を見て森を見ず」の理由

「侍ジャパン、世界一!おめでとう!!」
いや~、実に感動しました!ガラにもなく男泣きしてしまいました・・・喜!!
 
さて、前回のつづきです。「木を見て森を見ず」の理由。
一つ一つの関節が動くためには、筋肉などの組織が働かなくてはなりません。それを支配しているのは「脳」です。「脳」と「身体」は「神経」を通じて情報の「やり取り」をしています。「身体」のどこでその「やり取り」を妨害しているのかを見つけるのが我々の仕事です。「内臓の機能」もすべて「脳」との情報の「やり取り」です。
レントゲン、CT、MRI、エコー検査などの画像診断は、骨折や筋肉・靭帯などの損傷、腫瘍等の身体の組織の異常を見つけるには最良の方法ですが、すべて静止画像ですので動きなどの機能異常はわかりません。
何故、首の骨の異常で膝に痛みが出るのか不思議に思われる方もおられると思いますが、この場合、膝の関節に損傷があったのではなく、首の骨の異常により骨格のバランスが崩れ「脳とのやり取り」に障害が起き、膝を動かす筋肉に過度の緊張が生じた為に起こりました。
身体はそれぞれの部位が互いに協調し合い、絶妙なバランスで成り立っています。詳しいメカニズムの説明は長くなりますので省略しますが、例えば、足首の捻挫で腫れが引き、痛みが治まっても、関節のバランスが崩れたままでいると、後日、偏頭痛が出たり、腰痛が起こったりすることがあります。この場合、足首のバランスから調整をしなければ、偏頭痛も腰の痛みも改善はしません。湿布をしたり薬を飲んでも、いつまでも治癒には至りません。
「木を見て森を見ず」ではなく、「木を見て森も見る」ことが大切なのです。
「木を見て森を見ず」の症例

「木を見て森を見ず」の症例。
数年前のことですが、小学5年生の男の子が、サッカーの試合中に相手と競り合った際に転倒後、左膝に激痛が生じ、痛みで屈伸が出来なくなりました。
すぐに整形外科で診察を受けたのですが、膝のMRIなどの検査をしても、はっきりとした原因が不明との診断です。数日経っても症状は改善されない為手術をすることになり、手術日が決定してからご紹介で来院されました。
左膝は痛みで屈伸など自分では動かすことが出来ない状態ですが、膝の関節だけを診ると炎症も無く、それほど悪い状態ではありません。症状の出ているところには原因は無さそうです。
カイロプラクティック検査、筋肉反射検査などで身体全体を診ていくと、頚椎(首の骨)の上部に異常が見つかりました。骨盤の左の関節(仙腸関節)にも少し異常がありますが、主訴は頚椎のようです。どうやら、ヘディングをしたときに首にストレスが加わったのが原因だと思われます。ただ、本人は首には自覚症状がありません。
異常の見つかった上部頚椎を治療した瞬間、違和感が残るものの膝の痛みがほぼ消失し、自力で屈伸ができるようになりました。とりあえず、手術はせずにすみました。
その後、2回の治療で完治しました。
 
どうして、このような事がおきるのでしょうか。
次回は、その理由を説明いたします。
木を見て森を見ず。

「木を見て森を見ず」
一本一本の木に目を奪われて、森全体を見ないこと。小さいことに心を奪われて、全体を見通さないことのたとえ。(大辞泉より

よく聞く慣用句ですが、我々治療師が常に心に留めて置く言葉の一つです。
症状は結果であり、原因ではありません。
症状のあるところだけを治療する対症療法では、根本的な治癒には至らないことが多いのです。原因を探るには、個々の症状を参考に身体全体を診ることが大切です。
 
次回は、症状のあるところに必ず原因があるとは限らないと言う典型的な症例をご紹介したいと思います。
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プロフィール

HN:
河村所長
年齢:
65
性別:
男性
誕生日:
1958/07/09
職業:
カイロプラクティック
趣味:
スキー、ドライブ、散歩
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